あの借金生活から抜け出した、私のターニングポイントとは。

もう5年も前のことです。きっと、このことを姉は覚えていないでしょう。

でも、私は、こらえる涙が止まらずに、電話口で嗚咽をあげたことを覚えています。

私が旦那と出会ったのは、27歳の時。

そして、28歳の時、籍を入れて、一緒に住み始めました。

今、思うと、ほんとゾッとするのですが、

当時は、旦那の給料だけでは、到底生活することが出来ず、

二人のローンも500万円近くありました。

私が、妊娠でもして仕事をクビにでもなっていたら

今頃、どうしていたのでしょう。

その時は、なんとかなると思っていたのですが、

心の奥では、結構ヤバいよねーとは気づいていました。

早く旦那の給料だけでも生きていけるようにならないと!

そう思う反面、まだまだ浪費癖は治らずにいました。

当時は、本当に、夫婦喧嘩が絶えませんでした。

ほんと小さなこと、例えば、トイレの電気の消し忘れ程度でも

私は、キリキリ怒っていました。

その程度なら、1時間でおさまっていたのですが、

根本的な感覚のズレ、例えば、不定期休みの旦那が平日休みで

私が、一日働いて、夜遅く帰ってきたら、食べたものは、そのまま

家の中は、ぐちゃぐちゃ・・

こんなことが続いたり、お金が思うように貯まらないことへの

イライラであったり・・

私自身も、自分を上手くコントロール出来ない上に

旦那は、それ以上にコントロール出来ない存在で・・

もう限界だ・・

そう思った時、私は、姉へ電話をかけていました。

最初は、「もうね、こうこうでね、やってられないよ」

そんな愚痴を聞いて貰えたら、それでいい。

そう思っていたのですが、姉からの言葉は、

「そんなに辛かったら、離婚してもいいんだよ。

ハピちゃんは、まだ若いんだから、世間体とか気にしちゃいけないよ」

この言葉を聞いたとき、何かがボロボロを崩れるのを感じました。

それまでの私は、離婚なんてしたら恥ずかしい。

そんな世捨て人みたいなことは、絶対に出来ない。

離婚をするくらいなら、じっと我慢して、今のままでいい。

そう思っていました。

でも、姉の言葉を聞いて、そうじゃないんだ。

私が大切にしないといけないものは、世間体じゃなくて

私自身なんだと気づきました。

多分、これが、私のターニングポイントだったのだと思います。

旦那に、もうこれ以上、我慢出来ない。

変わってくれないんだったら、離婚しても全然いい。

私が、幸せじゃないんだったら、そんなの必要ない。

そう、心から言えるようになってから、旦那は、

大きく変わりました。

これで変わってくれないんだったら、

本気で離婚していいと思える。

それは、今でも変わっていません。

旦那に、抱っこに、おんぶで

幸せにして貰おうなんて思っていません。

しっかり自分の足で立って、

いざとなったら、息子を連れて実家に帰る準備は

いつでも出来ている。

幸せにしてもらうんじゃなくて、幸せになるんだ。

・・と、お腹の奥の奥では思っている。

私の場合、そのくらいが、丁度いい。

今では、旦那も、本当に随分変わって

「今が幸せだ。ハピコの言う通りにして正解だったよ」

こんな風に、よく言っています。

私の幸せは、家族の幸せでもある思う。

それは、妻が幸せじゃないと、家庭全部が

幸せになんてならないから。

母親の幸せな姿は、子供への一番の教育であると

私は、思います。

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