私は、最悪な嫁だった。今、考えると顔から火が出そうになる。

お金のこと

私の姉は、私が結婚する5年ほど前に、結婚しました。

当時、私は、まだ23歳とか24歳とかでした。

結婚って、ぼんやりしたイメージしかなくて、

へぇ~、実際の結婚って、こういうものなんだーと思っていました。

姉の結婚までの、経緯は、盛大な結納式をして

結納金100万円を頂き、新婚旅行費用として100万円を頂き

盛大な結婚式を、親のお金で挙げました。

なるほどねー。結婚って、自分のお金が無くても出来るんだ。

当時、知識ゼロの私は、そう思いました。

姉の旦那さんのご両親は、ずっと共働きだったらしく、

お父さんは、大企業勤務。お母さんは、学校の先生だったそうです。

今、冷静に考えると、よく分かるのですが、

相当、収入が多かったんだろうなと想像がつきます。

でも、当時の私は、お金に無頓着で、それが普通なのだと思いました。

そして、実際、自分が結婚する番になって、

自分が想像していたものとの落差にショックを受けます。

私の旦那のご実家は、お祖母さんは、不動産などを所有しており

お金持ちなのですが、ご両親は、お父さんが勤めていた会社が途中で

廃業してしまい、かなり、お金に苦労したと言われていました。

なので、結納金もなく、勿論、援助のようなものもありませんでした。

今、冷静に考えれば、お金への価値観は、人それぞれなのだということが

痛いほど、よく分かるのですが、当時の私は、なんで、私には、結納金すら無いのだろう。

ほんと、悲劇のヒロインにでもなったような気分でした。

この感情を、どこへ持っていけば良いのだろう。

その時は、ネットで私と同じような感情を持った人の情報を探しまくりました。

そして、分かったことがあります。

親が、子供の結婚の時に使うお金には、大きな個人差があるということ。

ある親は、何から何まで援助をして、家の建設資金まで援助する人もいれば、

一切、援助をしない人もいるということ。

そして、これは、どちらが正しくて、どちらが間違っているということはないということ。

その親の懐具合もあるけれど、お金の価値観の違いでもあるということ。

私は、今のところ、息子が結婚する時、

結納金100万円と結婚式の費用は、出そうと考えています。

(そのくらいのお金は貯めておこうと思っています)

これが、正解とか間違っているとかは無いと思っています。

私は、親としてココまでするのが良いと思っているだけ。

でも、息子が連れて来たお嫁さんが、

家の建設資金まで出すのが親の義務だと思う人で、

それを出さない私達を「ケチね!」って思われたら

それは、凄くショックなことです。

その時、ハッと気づきました。

私は、同じことを、旦那のご両親にしているんだと・・

それに気づいた時、私は、なんて最悪な嫁なのだ。

顔から火が出そうなくらい恥ずかしいと思いました。

人には、色々な事情があって、価値観があるのだ。

頂けるものは、有難く頂いて、

もし、そうでない場合でも、それを、どうこう思う必要はないのだ。

そう思ったとき、気持ちが楽になりました。

与えて頂ける場合も、そうで無い場合も

対応できるように、心とお金の準備をしておけば

心穏やかに過ごせる。

だから、これからも淡々と準備を整えながら、

穏やかに過ごしていきたいと思います。