私は、独身時代、20代のうちに結婚したい。
というか「しなければいけない」
そう思っていたところがあります。
それは、おそらく私だけではなく、
多くの女性が思っていることです。
そして、結婚さえできればいいと思っていたけどの
著者であるさるころさんも
その中の一人でした。
内容紹介
人生に、「結婚」は必ずしも必要じゃないのかも! ?
結婚→離婚→事実婚を経験した著者による、「結婚とは何か」を考える自意識系コミックエッセイ。
「30歳までにぜったい結婚したい! しないと! 」と思って
駆け込み三十路婚をした水谷さるころ。
しかし、結婚後の生活は想像していたような素敵ライフには程遠く、
そもそも相手が違っていたのでは……と気づき始め、離婚に踏み切ることに。
ただ結婚しただけじゃダメなんだ…自分がどういう人生を送りたいのか考えないと…と
離婚反省会を繰り返した後、自分なりの幸せ(=子どもがいるバツ一男性との事実婚)に
至るまでの道のりを赤裸々に描いた実録漫画です。
「やっぱり妥協しないと結婚できないのかな…」と迷走気味の女子、必読!
■目次
▶結婚したからこそ分かることがある。
▶結婚すれば「幸せになる」は幻想
▶結婚は、人生の通過点でしかない
▶本当の幸せって
▶最後に
■結婚したからこそ分かることがある。
さるころさんは、駆け込み三十路婚をされるのですが、
「結婚したい」「結婚したい」
そんな感情で結婚を強引に進めていきます。
いやね、分かるよ。
すごく分かる。
それが、面白おかしく
でも、すごく分かりやすいコミックで
語られていきます。
そして、結婚して気づくのです。
「なんか違う!!」ってことに。
■結婚すれば「幸せになる」は幻想
なんだが、結婚って
幸せそのものです!
みたいな、そういう
おとぎ話的なところがあるわけです。
幸せいっぱいの結婚式をして、
寿退社して、これが「女の幸せよ!」みたいなね。
でもね、その後にも、人生は続いていくのです。
■結婚は、人生の通過点でしかない
さるころさんの場合は、
何にもしなさすぎる旦那さんってとこが
致命傷となるわけなのだけど、
結婚したら、それ以外にも色々と
本当に色々と解決しなければならない
問題が出てくるものです。
夢も希望もないように聞こえるけれど、
やっぱ、結婚って、人生の通過点でしかないんだなと。
■本当の幸せって
1回目の結婚で大失敗をした
さるころさん。
それから、自分を冷静に判断して
本当に自分に合った結婚という形を
見つけ出していきます。
それは、それは、とても現実的です。
でもね、そのくらい現実的で良いと
思うわけです。
結婚とは、見栄とか体裁とかでするものではなくて、
これからの自分の人生をどうしていきたいのか。
どうやっていけば良いのか。
その中に結婚があった方が良いのか
ない方が、むしろ良いのか。
結婚は、他人のためにするものじゃない。
自分のためにするものなのです。
■最後に
いやね、結婚を夢見て
フワフワしていた20代の私に会うことができたら、
是非、読んでもらいたいなと感じる一冊でした。
結婚って、夫婦二人で解決しなければいけないことが
沢山出てきます。
私は、結婚して7年ほどですが、
たった7年でも、本当に色々なことがありました。
それを、共に乗り越えられる人間なのか。
そういうことの方が、結婚って大切なんだと思います。
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