「幸せをお金で買う」5つの授業という本に
こんなことが書いてあります。


意外にも、家を──いままでの家よりも新しくてすてきな家を──買うことによって幸福が増すという証拠はほとんどないのです。


どういうことかというと・・


大きくて美しい家に住むということは
住居に関しては、より高い満足感があると
ほとんどの人が答えました。

しかし、住宅事情がよくても、
全体的な幸福には、影響がなかったのです。




これを読んで、
私自身、10歳くらいの頃

築50年くらいの自宅を
新築の家に建て替えた経験があるのですが


たしかに、新築の家に建て替わったときの
嬉しさは半端なかったし、


その後も、きれいな家に住めたことは
満足度が高かったなという記憶があります。



でも、その後、
両親は、建て替えるためにかかったローンの
返済をするために、


母は、ブツブツ文句を言いながら
毎日パートへ行っていた姿を見たり


私自身、家がきれいであること以外
幸福なことは、特に起こりませんでした。


この本には、
こんなことも書いてあります。


ほとんどの人にとって、
家は一生のうちで最も大きな有形の買い物といえるでしょう。

しかしそれが私たちの全体的な幸福にとって、
目に見えるような恩恵をもたらさないのなら、
お金の使い方についての基本的な考え方を見直したほうがいいのかもしれません。


大きな美しい家に住めば
たしかに、住居への満足度は上がりますが


全体的な幸福度への影響は
ごくわずかなもの。 



実際、私が10歳の頃
新築の家に住んでいたときと、


現在、築20年ほどの団地に住んでいる私の
住居への満足度は、
正直、あまり変わりません。 



大きな美しい家に住めば
全体的な幸福度も上がって


ずっと幸福であるに違いないと
多額のローンを組んで


そのローンによって
会社を辞めてはいけない
働かなければいけないと
人生を束縛されるくらいなら
 

お金の使い方の考え方を変えたほう
人生の幸福度は、上がりやすいなと感じます。