私は、建築学科の大学生でした。

当時は、近代建築に、とても興味があって、
鉄骨やコンクリートで、個性的な形の建物や
人工的でダイナミックな建物こそが、素晴らしい!と思っていました。

でも、私の友達は、日本の古い建築物に興味があって
歴史的な木造家屋や、寺・神社といったものが好きだと言っていました。

その頃、私は、「えー!?どこがいいの?ただの古い建物やん」と
心の中で思っていました。

現代の技術が、数百年も前の技術に劣るわけないじゃん。
確かに、そうなのかもしれません。

でもね、最近、すごく思うことがあります。
それは、昔の日本の文化・技術も素晴らしいんだということ。

昨日の記事でも書きましたが、晒(さらし)は、とても素晴らしいものです。

吸水力抜群で、すぐに乾く上に、コンパクトです。
それに、目が細かいので、優しく汚れを落としてくれます。

今の時代、晒(さらし)を使っている人って、ごく僅かです。
こんなに良いモノなのに。

それに、昔は、畳の部屋に、昼間はちゃぶ台を出して
リビング・ダイニングとなり、夜、寝るときは、布団をひいて
寝室として使っていました。

日本の狭い家屋を、少しでも有効活用する
素晴らしい文化だと思います。

この考え方でいくと、6畳一間と台所・風呂・トイレがあれば
普通に生活できるんだなと思います。

でも、今は、欧米への憧れから、ソファ・ダイニングセット・ベッドは
必需品となってしまいました。

この3点セットを置いておくだけで、
日本の狭い家屋は、ぎゅうぎゅう詰めになってしまいます。

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これは、我が家の寝室です。
夜になったら、ココに布団をひいて
家族3人、川の字になって寝ています。

そして、朝になったら、布団を押入れにしまって
広々とした空間として使っています。

現代の日本人は、戦後の目覚ましい発展と共に
複雑過ぎる生活をしているように感じます。

でも、本来は、もっと単純で
シンプルに生きていけるのではないだろうか。

だって、数十年前という、長い歴史の中では
ごくごく最近まで、もっとシンプルに、自然と上手く関わりながら
生きていたのだから。

それは、現代でいう所の、質素で、簡素で、慎ましい生活で
地味なのかもしれません。

でもね、そうやって生きるのも悪くない。
むしろ、単純すぎて楽しいくらいです。

もっと、楽に生きてみませんか?
意外と、楽しいものですよ。

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