以前、建築士である私が、家を建てた方が良いと思う人について
記事を書いたことがあります。
詳細記事→建築業界で働く私が、家を建てた方が良いパターンについて書いてみようと思います。

家を建てた方が良い目安とは、
1. その土地を離れる予定が無いこと。
2. 家賃を6万円以上払っていること。

私も、転勤族の妻ではなくて、家賃6万円以上の
賃貸に住んでいたら、家を建てることを検討したと思います。

自分だけの住宅を購入することは、とても素敵です。
でもね、世の中メリットもあればデメリットもあるものです。

私が思う、デメリットは大きく2つあって、
1つ目は、そう易々と住み替えができない。
2つ目は、絶対にローンを返済しないといけないプレッシャーがある。

1つ目は、家を購入すると、そう易々と住み替えが出来ません。
ご近所トラブルがあるかもしれません。
絶対にないと思っていた転勤があるかもしれません。

1度、家を買ってしまうと、多少イヤなことがあっても、
絶対に引越しなんか出来るものかと思います。

その家に執着することで、もしかしたら心の病になるような
ことが起こるかもしれません。

その点、賃貸だと、「まあ、いいか」
どうしても嫌だと思えば、引越しすれば良いと
気楽に考えられるものです。

2つ目は、家を購入するに当たって、ローンを組んだ場合、
数十年に渡って、どんなことがあろうともローンを返済しないといけないという
プレッシャーが発生します。

車のローンや奨学金返済のように、数百万円の話ではなくて、
数千万円を返済しないといけないということは、
多少、仕事が辛くとも、そう易々と辞めるわけにはいかない。

これは、一歩踏み外すと、人生が「お金のため」になってしまう
危険があります。

その他にも、家というものは、住んでいるうちにガタがくるものなので、
メンテナンスの問題もあるのですが、上記の2つに比べたら
精神的ダメージは、大したものではないと思います。
(お金と心の準備は、しておいた方が良いかもしれません)

ローンの返済が終わる30年後なんて、
世の中、どうなっているかなんて分かりません。

子供が巣立ったあと、こんなに大きな家は
管理が出来ないと思っているかもしれません。

ずっと賃貸生活をしてきたものだから
次、部屋を貸してくれる物件がないと困っているかもしれません。
でも、それは30年後になってみないと分からない話です。

家賃が安い分、それを、しっかり貯金すれば
老後、中古の小さな住宅を購入するという方法もあります。

ただ確率の話で、その土地から離れるつもりがなくて
家賃を6万円以上払っている場合は、家を買った方が良いし、
自由に身軽に生きる人生の方が楽しいと思う人は、
賃貸の方が気軽で良いと思います。

↓色んな方のブログが、とても参考になります。
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