独身時代、私は、今より遥かに自由に使えるお金が
たくさんありました。

家賃5万円、光熱費1万円、通信費1万円、
奨学金1.6万円としても、
小遣い(自由に使えるお金)は10万円近くありました。

それで、外食したり、飲み会に行ったり、
服を買ったり、化粧品を買ったり、エステに行ったり、
美容室に行ったり・・

今、考えても、毎月それをやってたら、
「全然足りない」と感じるのは無理がないと思います。

世の中には、給料の高い人と少ない人が存在する


毎月、毎月、「なぜ?」「どうして?」と思う私の隣に、
私より給料の少ない友人は、毎月貯金をしていると言うのだ。

私は、完全に思考停止なわけです。

私の方が、給料が良いのに、
手元にお金が残らないのは、一体どういうわけか。

給料が高いと、その水準まで上げてしまう


人間は、何も考えないと、給料と同じ水準まで
お金を使うという習性があるのだそうです。

今、冷静になって考えると
「全くその通りだ!」と納得します。

自分は、給料が良いから
「このくらい使っても大丈夫」って思うから
使っていました。

「必要経費」と「願望」を混ぜこぜにしない


でもさ、頑張ってるんだから、良いじゃない。
アレも欲しいし、コレも欲しい。

それは、「願望」なわけです。

「必要経費」と「願望」を混ぜこぜにして
考えるから、ごちゃごちゃして、
わけが分からなくなる。

当時、私は、デパートの化粧品コーナーで
高価な化粧品を買うことがステータスであって、
それを使えば美しくなると思っていました。

でも、私より給料が少ない友人は、
そんな高価な化粧品を使わないでも美しかった。

当時の私は、高価な化粧品を
「必要経費」だと思っていたけど、
あれは、「願望」だったんだね。

少ない収入でも9割で生活すれば良いだけ


自分より収入が少ない人でも、普通に暮らせているということは、
給料が高くないと生きていけないというのは「幻想」なんだ。

人間、為せば成る(なせばなる)。

収入ギリギリで生活していた私は、
まずは、収入の9割で生活をすることから始めました。
すると、自動的に1割が手元に残っていきました。

それが、やがて大きな余裕を生み出していきます。

身の丈ギリギリではなくて、
一割の余裕を残していく。

収入が少ない自分は、「かわいそう」ではなくて、
収入が少なくても、お金を手元に残すことが
必ずできるんだ。

これが「正解」なんだと、私は思います。