家計再生コンサルタントの横山 光昭さんの著書 貯められる人は、超シンプルという本に、こんなことが書いてありました。
「モノはお金でもある」と認識できると、考えが変わってくるものです。
まず絶対に、部屋を散らかしたり、ゴミ屋敷にするようなことはできません。


それなのに散らかしたり、ゴミ屋敷にするような人はその区別がつけられず、
モノを一括り(ひとくくり)にし、とにかく捨てることがもったいないと捉えがちです。
こういう人は、すべてを大事にしているようで、
実は何ひとつ大切にはできていません。


モノが多いと「モノだるま」になっていく


モノが多い人って、「モノ持ちがいいわねー」
そういう表現で、悪いというより、むしろ素晴らしい。
そういう感覚で、私は育ってきました。

今、使っているモノとは別に、
いつか使えそうなモノ、
もったいないから捨てるわけにはいかないモノ、
ちょっとした旅行にいく度に買ってくるお土産・・

モノが多い人の家には、現在進行形で使っているものとは別に、
たくさんのモノがあります。

そして、そこに住む人は、この家にあるものは、
全部大切で、到底、捨てるわけにはいかない。

そう言って、捨てるどころか、
次、家にやってきたモノも吸着して、
「雪だるま」ならぬ「モノだるま」のようになっていく。

そんなに、モノのメタボ体形みたいになって
重たくは無いのだろうか。

モノが多いと、そもそも何を持っているかすら分からない


かつて、私も、モノが多い人間でした。
その頃は、家にあるものは、全部大切で、
捨てるものなど、一つもないと思っていました。

でも、8割くらいのモノを
手放した現在、あんなにモノがたくさんあって、
「全部大切だ」と思っていたのは幻想だったんだと
ハッキリわかるようになりました。

そして、モノが多かった時より、
手元に残ったモノ、一つひとつが大切だと思う気持ちが
強くなっていると、自分でも分かります。

正直、モノが多かった時は、
全部大切で捨てるわけにはいかないと思っている割には、
自分が、一体何を持っているのか。
それすらも、よく分かっていませんでした。

何を持っているかすら分からないのに、
「全部大切だ」と言っている。

客観的に見たら、
ただの変な人です。

でも、当時は、そんなことも分からない。
というか、そんな思いにも至らなくて、
沢山のモノに囲まれて、慌ただしい日々を過ごしていると、
それに慣れてしまって、それが当たり前になっていました。

モノを減らすと、お金が貯まるよ


モノが多くて、貯金がなかった、昔の私。
もし、当時の私に、会うことが出来たならば、
「お金を貯めたければ、モノを捨てることから始めた方が良い」
そんな風に伝えたいです。

モノが多いと、「本当に大切なものが見えずらい」
だから、モノを減らして、本当に大切なものだけにして、
モノにかかる維持費をグッと下げてあげる。

するとね、面白いように、手元に、お金が残っていくよ。
ウソみたいだけど、ほんとの話。