テレビで遺産相続のとき、兄弟同士でもめる・・みたいな
シーンって、よく見ますよね。
あんなの他人事だと思っていました。

今日、お話するのは、遺産相続の話ではないんですが、
お金というのは、本当に人を変えてしまうんだなと思った話です。

母方の祖父は、既に亡くなっていて、
痴呆の祖母は、健在で、今グループホームにいるそうです。

以前、グループホームに行く前、ある事情で4年くらいの間
痴呆の祖母を、私の実家で預かっていたことがあるんです。

痴呆の人が、家の中にいるってことは、
本当に大変なことみたいで、排泄の問題や
徘徊の問題とか、そして、それなりに、お金もかかるらしいんです。

私は、祖母を預かっている間、既に一人暮らしを
始めていたので、詳細は分からないんですが、
母が、一生懸命、頑張っていたことなら知っています。

先が短い祖母を、車に乗せて、色々な所に
連れて行ったり、ケアハウスの送迎も頑張ってやっていました。

そんなとき、母の兄弟から、祖母のお金の使い道は
どうなっているのか?と聞かれたようです。
母も、詳細をノートなりに残しておけば良かったんでしょうが
お金の使い方が、不明すぎると言われ、兄弟喧嘩になりました。

4年程の間に、100万円近くの不明金があったようです。
母は、祖母に喪服を新調したり、香典・孫の結婚祝い、
そして、色んな所に連れていくのに
お金を使ったと言っていました。

私は、痴呆の祖母でも、オシャレしたいだろうし
人間的な楽しみを味わって貰うのには、お金がかかって
仕方ないと思っています。

結局、母は、誤解されたまま、兄弟から村八分にされてしまい、
祖母は、グループホームで生活しているらしいという
ことくらいしか、分からないです。

母の兄弟が、めちゃ性格悪そうに書いてありますが
小さい頃から、叔父・叔母には、お世話になって
とても良い人たちなんです。

まさか、こんなことになるなんて思ってもみませんでした。
仲が良かった兄弟が、お金のことだけで
縁が切れてしまうなんて、本当に悲しいことです。

私には、姉が一人。旦那には、弟が一人います。
将来、お金のことで、揉め事が起きないとは言えません。

もし、そんなことがあったとしても、たかが
お金のことだけで、縁が切れるなんてイヤです。

そのためにも、将来、お金に執着してしまわないように
今から、しっかり貯めておこうと思います。