生活と心に「余裕」がある。そんな暮らしがいいなと思います。

少ないもので生活

毎月、生活費とは別に、数万円単位の返済がある。

貯金はないから、突然、仕事を失ったらと思うと恐ろしい。

というか、そもそも、毎月が、自転車操業なんだよね。

これは、まさに独身時代の私のことです。

当時は、借金があるから、仕事が嫌だとか思うなんて、

おこがましい。

というか、「借金」が私の原動力なんだ。

そのくらい、感覚が麻痺してきていました。

当時は、プライドの塊みたいな感情があって、

こんなに頑張っている私は、もっと良い生活をしないといけない。

毎日、違う服を着て、高い化粧品を使って、

エステにも行って、週末は女子会に行く私ってイケてる。

でも、レシートやポイントカードで、

パンパンになった財布を片手に、ATMの前で

預金残高の少なさに愕然とする。

そこには、生活と心に「余裕」なんてありませんでした。

27歳くらいの時に、20代女性の7割以上の人が

貯金をしているということを知るまで、

私は、そんな生活をしていました。

28歳の時に結婚してからでも、

仕事を辞めたら生きてはいけないという

プレッシャーから「余裕」なんてありませんでした。

そこから、借金を返済して、生活レベルを下げて、

モノを捨て、世の中の、こうじゃないといけないという

固定観念を捨てると、なんだか心が軽くなる。

最新の住まいじゃなくても、沢山の家具がなくても、

沢山の服がなくても、楽しく生活ができるんだ。

それは、自分の自信にも繋がっていって、

毎月、少ない生活費でも生きていける。

私は、そういう生活と心に「余裕」がある暮らしができるようになって、

昔より、ずっと身軽で気軽で人生が楽しくなりました。

生活と心に「余裕」があると、自然と周りの人にも優しくなるし、

時間にも余裕ができるから、行事や季節を楽しむ余裕も生まれてきます。

私は、そんな穏やかな生活がいいなと思っています。