質素・倹約だけが「美徳」ではない。

お金のこと
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昨日の話の続きなのですが、お金原論という本は、

私にとってかなり衝撃的で、頭を金づちで打たれたような

そんな感覚を久しぶりに味わったような感じがしておりまして・・

節約と引き換えに失っている大切なもの

私達、特に30代より若い世代は、

長い間「質素・倹約」が美徳とされてきました。

お年玉は使わずに郵便局や銀行に預けることが正しいと

そういう教育をされ信じてきました。

しかし、これは終戦直後から始まった「救国貯蓄運動」によるもので、

国民が貯蓄に励むことで通貨の安定を図ろうとした

国の政策が大きく影響しており、

日本が、他の国を大きく引き離して貯金大国である所以なのです。

貯金が、最も素晴らしいとされる日本の常識。

そのため、コツコツと節約をすることと引き換えに

私たちは大切なものを失っています。

それは、「経験」です。

自己投資の大切さ

支出を抑えようとするばかりに、行動範囲が狭まってしまい、

経験を積み、思考と行動を広げることを妨げているのです。

バブル当時のような見栄で着飾る消費ではなく、

もっとクリエイティブな経験や生活のために、

自分に投資していく。

それが、やがて器を広げ収入を上げていくのです。

お金の教養ステージについて

私が、なぜこの本が衝撃的であったのか・・

それは、著書自身が、貧乏から這い上がって

お金持ちになったという経験を持ち合わせているから。

著書自身は、自分が貧乏だった頃、

どうして自分が貧乏なのか理解出来なかったそうです。

私も、独身時代どうしてお金が貯まらないのか・・

全く分かりませんでした。

でも、今、振り返って考えると、

「私は、なんて愚かなのだろう」と理解することができます。

それは、私のお金の教養ステージが上がったからなのだと

本を読んで理解することが出来ました。

この、お金の教養ステージ チェックリストで、

現在の自分がどこにいるのか、確認することが出来ます。

お金の教養ステージが上がるということ

お金の教養ステージが上がると、

下位のステージを未熟だなと感じるようになります。

それは、小学6年の子が、小学1年の子を見て

未熟だと感じる感覚に似ています。

そして、小学1年の子は、そのクラスで

一生懸命、勉強しているのです。

私は、まだ未熟だと感じる

自分で、先ほどのチェックリストにチェックした結果、

私は、まだまだ未熟なんだなと痛感しました。

全ての項目で最上位に登りつめた著書の言葉は、

正直、私にとって、ふわっとしていて

そういうものなのかな・・

理解するのに、まだ時間が必要だと感じずにはいられません。

ただ、全ての項目で最上位になる人の

考え方は、こういうことなんだなと知ることは、

とても大切なことだと感じました。

お金と上手に付き合う

お金は、とても大切です。

でも、お金のことで不安になったり、

お金に振り回されるのは、まだ未熟な証拠なのです。

だから、お金というアイテムと上手に付き合って

実りある人生にしていくこと。

それを忘れてはいけないんだと思いました。

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