わたし、ずっと「もっとがんばらなきゃ」って思ってた。
もっと優しくなれたら、
もっと気がきく人だったら、
もっと人に喜んでもらえるわたしだったら――
きっと、もっと愛されるって。
でも、どこまでいっても「まだまだ」って思ってしまって、
どんなにがんばっても、自分にOKが出せなかった。
だけど、あるときふと、気づいたの。
「わたしはもう、充分がんばってきた」って。
たくさん悩んで、たくさん気をつかって、
まわりのために、自分を後回しにしてきたこともあった。
それでも今こうして、笑っていられるって、
ほんとは、すごいことなんじゃないかな。
だからね、思い切って言ってあげよう。
がんばらなくても、
いまの「わたし」で、しあわせになっていいんだよって。
朝、ちゃんと目が覚めただけでも、
ごはんを作っただけでも、
今日一日を無事に過ごせただけでも、
それはもう、しあわせの種。
何かを「成しとげたわたし」じゃなくて、
ただ「ここにいるわたし」こそが、愛される存在なんだ。
まわりと比べて、
自分を責めたくなる日もあるかもしれない。
でもそんなときこそ、思い出して。
「わたしは、わたしのままで、もう大丈夫」って。
ほんとうのしあわせは、
なにかを達成した先じゃなくて、
いま、ここにいる「わたし」と手をつないだ瞬間に生まれる。
今日も、深呼吸して。
肩の力をぬいて。
やさしい目で、自分を見てあげてね。
がんばらなくても、
わたしはもう、しあわせになっていい。