「まだ足りない」
「まだダメ」
この言葉を、一番よく言っているのって、
実は自分自身だったりします。
誰かに言われたわけでもないのに、
比べられたわけでもないのに、
気づけば、自分が自分にダメ出しをしている。
もっと頑張らなきゃ。
まだこのままじゃ足りない。
ちゃんとできてからじゃないと。
そんな声が、頭の中にずっと流れていたりします。
でもね、ふと立ち止まって周りを見渡してみると、
意外なことに気づくんです。
周りの人って、
案外みんな自分のことでいっぱいいっぱいなんですよね。
自分はどう見られているかな、
ちゃんとできてるかな、
嫌われてないかな。
そんなふうに、
みんなそれぞれ、自分の世界を生きている。
だから実は、
他の人が思っているほど、
私たちのことを細かく見ていたり、
評価していたりはしていません。
周りから見たら、
もう十分できているのに。
ちゃんとやってきているのに。
それでも、自分だけが
「まだ足りない」
「まだダメ」
って、厳しい目を向けてしまう。
もしそうなら、
その一番厳しい声を、
少しだけ緩めてあげてもいいんじゃないかな、と思うんです。
誰かに許可をもらわなくても、
合格を出してもらわなくても。
もう、
楽に生きていい。
もっと自由でいていい。
完璧じゃなくても、
途中でも、
揺れながらでも。
今の自分のままで、
ちゃんと生きてる。
そう思えたとき、
心は少しあたたまって、
世界も少し優しく見えてきます。
「まだダメ」じゃなくて、
「もう、ここまで来たね」って。
そんなふうに、
自分に声をかけてあげられる日が、
増えていったらいいなと思います。


