私は、大学生の時
幾つかのバイトをしました。
その中に、3ヶ月間だけ、
ガソリンスタンドで
アルバイトをしたことがあります。
当時は、セルフのガソリンスタンドは少なくて、
なんとなく、ガソリンを給油するとか
カッコイイな・・
それに、ガソリンスタンドで
働いてる女性って、可愛いな・・
そんな単純な理由で始めました。
■ガソリンスタンドの仕事
「オーライ、オーライ、はいOKでーす」
そして、油種と量を聞いて
給油スタート。
その間に、ゴミが無いか聞いて、
窓拭きをして、給油が終わったら
「キャップOK」
精算をした後、
道路の交通誘導をして、
上手く、お客さんの車を誘導して
お見送りする。
■お客の対応を店員は見ている
この間、大体5分程度なのですが、
退店するときのお客さんの行動を
店員は、しっかりと見ているものです。
男性なら、「パッパッ」っとクラクションを鳴らしてくれたり、
女性なら、ハンドル操作をしながら
お辞儀をしてくれたりします。
私は、当時18歳とかだったのですが、
やはり、ちょっとしたことだけど
気遣いが嬉しいなと
心がジンワリした記憶があります。
■何もせず退店する人
そして、クラクションも鳴らさず
お辞儀もせずに、退店していく人も
たまにおられました。
別に、義務でもないし、
「そんな人もいるんだ」と感じたのですが、
私は、そういう人を見ると、
自分は、ちゃんと退店するとき
感謝の気持ちを現そうと感じていました。
■ちょっとしたこと
「軽く会釈をする」
これだけで、人の気持ちは、
全く違うものになります。
店員さんと言えど、相手は、
心を持った人間なのです。
気遣いが出来るか、
出来ないか・・
それは、案外、周りの人は見ているものです。
■徳を積むという考え方。
店員さんに限らず、
家族や友人、道ですれ違う人、
保育園の先生、保育園児、園児のお母さんに
親切に優しく接する。
これは、「徳を積む」ということ。
挨拶にしても、人を喜ばせるにしても、
それは、一つ一つが徳を積むという行為。
そして、人生が終わる時、
「自分は、どれだけの徳が積めただろうか」
それが、最終的には、
「人生の幸せ」に繋がっていきます。
だから、私は、そういう徳を積む人生を
歩みたいなと感じています。