私は、晩酌が当たり前の家庭で育ちました。
父も母も、
お酒が好きな人たちで
ごくごく普通に毎日
ビールや焼酎を飲んでいました。
それが当たり前。
私は、実家に住んでいる時は、
ほとんど家では、お酒を飲んでいませんでした。
(友人と外出先では、よく飲んでたけど)
しかし、一人暮らしを始めたタイミングで
私は、仕事帰りに
1缶のビールを買って帰るようになりました。
そして、テレビを観ながら
それを飲む。
それは、何となく
大人のステータスのように感じました。
そんな生活を1ヶ月もしていると
安いスーパーで、まとめ買いしたらいいんじゃない?
そう思うようになって、
少し遠いスーパーで
まとめ買いをするようになりました。
1日1缶。
最初は、そう決めていたのに
1日2缶になり
1日3缶になって・・
ある日、4缶目のビールを
手にしようとした時、
私は、ハッと我に返りました。
私、このままじゃ
酒まみれの廃人になってしまう。
どうして、こうなってしまったのか・・
よく考えてみると、
最初は、ちょっとカッコイイ気がして
ストレス発散になっているような気がしていたから。
でも、一人で飲んだところで
別にカッコイイわけでもないし
ストレス発散になっていないと気づきました。
そうだよな・・
私は、その一件以来
晩酌をするのを、止めることにしました。
そして、ふと思ったことがあります。
それは、お酒代も
毎日のこととなると
結構な額になるわけです。
で、昔から両親は、
毎日晩酌していて、
その割には、次女の私の洋服代をケチり
いつも、お下がりを着ていたな。
大学も、私が奨学金を借りて
数百万円返済したな。
そう思うと、
私は、こういうお金の使い方はしたくないなと
感じました。
晩酌が習慣になってしまうと
その習慣から逃れるのは
とても大変になって、
ストレスを感じるのだろうなと。
そして、その習慣を続ける限り
ずっと、その出費は続くわけで、
だからこそ、その習慣を続けることは、
本当に、自分にとって幸せなことなのだろうかと思うわけで、
もしかしたら、それは
軽いアル中なのかもしれず
色々書いたけど、
私にとってお酒とは、
年に数回、お楽しみ程度に飲むのが
幸せだなと感じます。