「失われた30年」って、よく聞く言葉。
日本経済が長い間、元気をなくしていた時代のことを、そう呼ぶらしい。
でも最近、ふと気がついたの。
「わたし自身の30年」も、失われたように感じてたなぁって。
🌙 平成の時代と重なる、心のトンネル
平成元年、わたしはまだ学生で、
これからどんな未来が待ってるんだろうって、希望と不安がまざったスタートだった。
そこから大人になって、仕事をして、結婚して、子育てをして…。
がんばらなきゃ、ちゃんとしなきゃって、いつもどこかで自分にプレッシャーをかけていた。
気づけば、「本当の自分」がどこかに置いてけぼりになっていたのかもしれない。
🌧️ 辛かったのに、「ちゃんとしてるふり」ばかりしてた
人に嫌われないように。
社会の中で「ちゃんとした大人」に見えるように。
がんばることが当たり前だと思っていた。
でも本当は、
寂しかったり、苦しかったり、泣きたくなることもたくさんあった。
それでも、「こんなことで泣いちゃだめ」って自分に言い聞かせていたんだよね。
🍃 それでも、時間は流れていた
気づかないうちに、たくさんの季節が過ぎて、
ふと立ち止まったとき、心の奥で、かすかな声が聞こえた。
「わたしは、本当はどうしたいの?」
「このままずっと、“がんばるだけの人生”でいいの?」
🌱 令和の風が教えてくれた
最近、少しずつ、空気が変わってきたように感じる。
無理をしないでいいよ。
休んでもいいよ。
ちゃんとしてなくても、愛されていいよ。
そんなやさしいメッセージが、あちこちで聞こえるようになった。
そして、わたし自身も、少しずつ**「自分に優しくしてあげる」ことを覚え始めた。
☀️ 失われた30年は、わたしにとっての「準備期間」
振り返ってみると、あの時代はたしかに苦しかった。
でも、それがなかったら、今のこのやわらかさや、ほっとする感覚には出会えなかったかもしれない。
だから、あの30年は「無駄だった」とは、もう思わない。
あれは、「わたしを取り戻す旅の途中」だったんだと思う。
🕊️ これからの30年は、「自分を愛して生きる時間」
ようやくここから、
わたしの“ほんとうの人生”が始まるような気がしているよ。
誰かの期待じゃなくて、
自分の心の声に耳をすませながら、
のんびりと、楽しく、そして自由に生きていく。
「失われた30年」じゃなくて、
「見つけ直す30年」を生きていこうと思う🌸