褒められると、うれしいはずなのに、
なぜか胸の奥がきゅっと苦しくなることがあります。
「ありがとう」と言いながら、
心の中では、少し緊張してしまう。
そんな感覚、ありませんか。
最近、その理由が少し分かった気がしています。
私の心の中には、
ちっちゃいお母さんが住んでいたんだと思うんです。
「こうしなさい」
「ちゃんとやりなさい」
「それができたら、すごいね」
その声は、
本当のお母さんの声かもしれないし、
学校や社会で教わった価値観かもしれません。
でもたぶん、長い時間をかけて、
私の中に染み込んできた“世の中の声”でした。
だから私は、
そのちっちゃいお母さんに褒められたくて頑張る。
でも、褒められたら褒められたで、
今度はこう思ってしまうんです。
「次もちゃんとやらなきゃ」
「また褒められるように、もっと頑張らなきゃ」
褒め言葉が、
安心じゃなくて、次のハードルになってしまう。
それが、苦しさの正体だったのかもしれません。
そこから抜け出すには、
「もっと上手に褒めを受け取る」じゃなくて、
その世界観から降りる必要があるんだな、と思いました。
人からどう見られるか。
評価されるか、されないか。
売れるか、売れないか。
そこを軸に生きている限り、
たぶん、ずっと苦しいままです。
だから最近は、
こう考えるようにしています。
私は、何をしているときが楽しいかな。
どんな時間に、心がゆるんでいるかな。
どんな瞬間に、「生きてるな」って感じるかな。
そこを軸にして生きてみよう、と。
そうすると不思議なことに、
褒められても、
「ありがとうございます」で終われるし、
褒められなくても、
「まあ、私はこれが好きだしな」と思えます。
人からの評価に振り回されなくなるというより、
自分の人生を、自分の手に戻す感じです。
心の中のちっちゃいお母さんを、
無理に追い出さなくてもいいと思っています。
ただ、そっと伝えるだけでいい。
「もう大丈夫だよ」
「主導権は、私が持つね」って。
それだけで、
少しずつ呼吸が楽になっていく気がしています。
もし、褒められることが苦しいと感じる人がいたら、
それはあなたが弱いからじゃありません。
ちゃんと、ここまで頑張って生きてきた証です。
今日もここまで読んでくれて、
ありがとうございます。


