部屋の状態なんて、一人暮らしをしていて、
誰も部屋に入れなかったら、
どんなにグチャグチャでもバレないよね。
財布は、高いブランドのやつ使ってれば、お金持ちに見えるでしょ。
中身なんて、わざわざ綺麗にしなくてもいいでしょ。
昔の私は、こうやって生きていました。
だって、見えないところを綺麗にしたって、誰も褒めてくれないし、
何も変わらないでしょと思っていたらからです。
正直、その頃は、「人生は変えられない。私は、このつまらない人生を
ただただ文句を言わず、じっと我慢して終わらせられたらいい」と思っていました。
私なんて、どうでもいい。
今、考えてみたら、私を一番粗末な人間だと思っていたのは自分だったんだと思います。
そんな、ただ生きているだけの人生を変えられたのは、
部屋の中の要らないモノを捨て初めてから。
まだ着られる服を捨てるなんて、ありえないんじゃなくて、
「自分が心地いい」と思える部屋って何だろうと考える。
世間の顔色を伺って、「自分」より「世間の目」の方が大切だと思って
生きていた自分を、少しずつ手放していく。
そして、生きるために、どんなに辛くても働かないといけない。
生活するために、稼がないといけないと思う。
それは、「お金の使い方」が下手くそだから。
まずは、高いブランドの財布を用意するのではなくて、
財布の中身を綺麗にする。
パンパンになったレシートを、一枚一枚、家計簿に記載して
捨てていく。
バラバラのお札の向きを、一枚一枚、揃えていく。
お金さん、ありがとうの気持ちを込めて。
凝り固まった心は、すぐには変わらないんだけど、
毎日スッキリとした部屋で、スッキリとした財布を使っていると
そんなに「世間の目」を気にしなくてもいいかもしれないと
思うようになる。
結局は、部屋を綺麗にして、財布を綺麗にして、お金の問題を解決していけば、
自分の心の問題も少しずつ解決していくんだと、私は思っています。