「辞めたい。辞めたい」と言いながらパートに行っていた母を見て育った私が思うこと。

私が小学4年生の時に、台風19号という強烈な台風が

我が家を襲いました。

その時、家の瓦がたくさん吹き飛ばされ、

たくさんの窓ガラスが割れ、

外壁の表面が一部、崩れ落ちました。

その時、私の両親が決断したことは、

家を建て替えるということでした。

当時、両親は既に40代。

バブル絶頂期で、金利も高い時代でした。

今、冷静に考えると返済できる期間が短い上に、高金利。

月々の返済額は、それなりに大きかったのかもしれません。

でも、そんなことを知る由もなかった小学生の私は

単純に家が新しくなったことが嬉しかったという記憶があります。

その後、母は、生活費を稼ぐために、

焼肉レストランへパートに行き始めました。

午前10時~14時までの4時間。

パートをして帰ってきた母の顔は、

いつも疲れていました。

店長へのグチ。

同じ従業員へのグチ。

「辞めたい。辞めたい」そう言いながらも

パートに行く母。

「もう、そんなに辛いなら辞めたらいいんじゃない」

何度となく、母に言ったことがありましたが、

年齢的にも、どこに行っても条件は、そう変わらないし、

一から仕事を覚え直す自信がない。

「ハピコが大学を卒業するまでは辞められない」

そう言いながら、私が大学を卒業するまで

働いてくれました。

そんな母の姿を見て、「ありがたい」と感謝する気持ちと

どんなに辛くても働かなければいけないんだと、

その時、思いました。

もちろん、今でも、しっかり育て上げて貰ったことに

感謝しています。

ただ、私は、自分自身が社会人として働いたり、

様々な本やブログを読むようになって、

「どんなに辛くても働かなければいけないんだ」という、

お金の奴隷になりたくはないと思うようになりました。

母が、行きたくもないパートに行っていた一番の原因は

重くのしかかった住宅ローンがあったから。

お金の問題がなければ、母はパートに行くことはありませんでした。

たとえパートに行くことがあっても、お金の問題がなければ

もっと気楽にパートを楽しめていたはずです。

家が綺麗で新しいという物質的な豊かさと、

毎日が楽しいという精神的な豊かさ。

もちろん、両方手に入るに越したことはありませんが、

もし、どちらかを優先しないといけないとなった場合、

私は、精神的な豊かさを優先したい。

それは、辛そうな母の姿を見てきたから。

新しい家があっても、お金の奴隷となって辛くなるのなら、

私は、新しい家は欲しくない。

古い家でも、工夫しながら、毎日が楽しくて、豊かな生活。

私は、そういう暮らしをしていきたいと思います。

↓色んな方のブログが、とても参考になります。

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