今、老後に5000万円が残るお金の話 – 「人生の3大無駄遣い」をやめるだけ! –
を読んでいます。
人生の3大無駄遣いとは・・
この本で、人生の3大無駄遣いとしているのは、
- 住宅ローンによるマイホーム購入
- 生命保険への加入
- 子どもへの過度な教育費
そして、都会に住んでいて大して必要でもない「マイカー」を含めて
「人生の4大無駄遣い」としています。
私が、この本を買おうと思った理由
正直、今まで沢山の本を読んできた私としては、
「住宅ローンによるマイホーム」と「生命保険」については、
自分の中で大体の答えが出ているのですが、
「教育費」について、もう少し知りたいと思ったからです。
私自身は、高校は進学校に行き、
大学は、三流大学を出ております。
20年前(中学卒業の頃)の私は、
本当は、どういう道を歩んだら良かったのか。
今、考えたところで、何かが変わるわけじゃないんだけど、
30代になった私が客観的に自分を評価する。
そういうことを考えることも面白いと思っています。
本を読んだ感想としては
本の中に、こんなことが書いてあります。
大学と呼べないような水準の大学ばかりが水増しされていますから、
そんな大学に進学させて、「大卒」などと、
子どもに勘違いさせてしまうのは酷というものです。
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実際、学校での勉強ができず、学歴はパッとしなかったけれども、
社会に出てから世間の人に尊敬されるような存在基盤を作った人たちは
少なくないのです。
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コミュニケーション能力が、人生最強のスキルとは
昔からよくいわれることです。
結局は、今の時代、数百万円~数千万円のお金を使って
一流の学歴を築き上げたとしても、
一流の会社に入れる保障はなくて、
もし、一流の会社に入れたとしても、
その会社が絶対に安全だという保障もなければ
リストラされない保障もありません。
そして、それだけの教育費をかけたとしても、
給料で、その金額を回収する見込みは、かなり少ないのが現実です。
これから大切になってくるスキルとは
世の中には、元々頭が良いタイプと、勉強が苦手だけど、
苦労して学歴を得ようとするタイプがいます。
私は、完全に後者のタイプで、勉強は大嫌いでした。
こういうタイプは、大金を使って中途半端な学歴を狙うよりも、
学歴を諦めて、社会で役立つスキルを早々に磨いた方が良いと思うわけです。
これからの時代は、力仕事や単純作業は、
ロボットにとって変わられてしまいます。
だからAIに詳しい知識を取り入れるとか、
プログラミングスキルを磨くとか、
人に喜ばれる仕事を作っていくとか。
そういうことの方が、よっぽど大切になってくるんだと思います。
過度な教育費に気をつけなければならない理由
今の社会構図って、ほんとこんな感じですよね。
↓
小学校→個性は認めない
中学校→個性は認めない
高校→個性は認めない
大学→個性的な人かっこいい
就活→あなたの個性を見せて
社会人→個性は認めない
— まゆちむ (@mayumayuchim) 2016年6月27日
日本という国は、一部の企業家がいて、
それに服従してくれる人が、素晴らしいとされています。
そのために、小さい頃から、素直で真面目で優秀な人材を
作ろうとしています。
でも、40代、50代になって、会社という「はしご」を外されたとき、
いくら学歴があっても、それは、オプションであって、
本体(その人)が、どんな人生を歩んできたのか。
そういうことが、大切な時代になってくるんだということを
理解して、過度な教育費には気をつけようと思いました。
神樹兵輔(著)