私は、小学5年の頃、
家の建て替えで、仮住まいに
住んでいたことがあります。
仮住まいというのは・・
父の会社の社宅でした。
そして、父は、3Kの部屋を
2世帯借りました。
1世帯は、建て替えの間
家族が住むスペース。
そして、もう1世帯は、
家財道具を保管しておくために。
■大掛かりな引越し
当時の家族構成は、
父、母、姉、私、祖母の
5人家族。
それに対して、父の職場の人が沢山手伝いに来てくれ
引越し業者の人も10人くらい来て
それは、それは大掛かりなものでした。
そして、10tトラック2台が
パンパンになって出発しました。
■準備は1週間前から
この引越しの準備は、1週間前から
夜な夜な行われておりました。
大量にある食器を1枚1枚
新聞紙で包んだり、
押入れの奥の方から
出るわ出るわの、大荷物。
私は、10歳くらいだったのですが、
引越しって、もの凄く大変!!
その印象が脳裏に焼きつきました。
■開かずの扉
家の建て替えは、
梅雨を挟んだというのもあって
半年以上の月日がかかりました。
その間、私は、家財道具を収めた3Kの部屋には
「危ないから入ってはいけない」と言われ
引越し以来、一度も入りませんでした。
でも、その半年以上の間、
モノがなくて困ったということは
一度もありませんでした。
勉強道具と洋服が少し。
これだけで、私は何も困らなかったのです。
■もし、明日引越しするとなったら・・
あれから月日は流れ、
現在、私は3LDKの部屋に住んでいますが、
「もし、明日引越しするとなっても・・」
半日もあれば、引越しの準備をすることができるし
引越し業者が来ても
1時間くらいで荷物を運び出せる自信があります。
■転勤族ゆえ
我が家は、転勤族のため
今の場所に、ずっと住むわけじゃないということが
大前提で生活しています。
旦那に移動の指示があれば、
有無を言わさず、引越しです。
だから、「いつ転勤が来ても大丈夫だ」という
自信は、精神的に、とても大切なこと。
そして、多くのモノを持たない生活は、
身も心も自由で、
お金もあまりかからない生活。
そういうのが、とっても
楽でいいなと感じます。