以前、テレビを見ていた時、
お金持ちの家が紹介されていました。
家の中は、絢爛豪華。
どれも、これも凄い。
そんな感じでした。
そして、テレビカメラは、
クローゼットの中へ。
そこには、たくさんの洋服が
かけられていました。
その中に1着100万円のドレスがあったのですが、
1回しか着ていないと話していました。
そして「また同じドレスを着ることはないの」
でもねー、捨てられないのよー。
そんな感じでした。
もちろん、まだ1回しか着ていないわけだから
ドレスがボロになっているとかじゃないんです。
おそらく、
「あら、また同じドレスを着ているわ」の
視線があるから着られないわけです。
私は、そのシーンを見て、
このドレスは、もう寿命を全うしてるんだなと感じました。
このお金持ちの女性が、
このドレスを着ることは
本当にないのでしょう。
そして、リサイクルに出すとか、
人に譲るとか、そういう行為がない場合は、
この100万円のドレスは、
もう日の目を見ることはないのでしょう。
私は、最近、感じるのは、
どんなものでも、長い目で見ると
「使い捨て」なんだなと。
「100円のペン」と「1万円のペン」
”一生もの”という言葉があるけれど、
1万円のペンだって、
モノなのです。
どこかのタイミングで
恋人から2万円のペンを貰って
1万円のペンを全く使わない時が来るかもしれません。
どんな高価なものでも、
100万円のドレスのように
もうワクワク、ときめくことがなくなったドレスは、
その女性にとっては、賞味期限の切れた
食品と同じようなもの。
そして、私の生活の周りにあるものも
今は使っているけれど、
いつかは壊れたり、
最近モデルに取って変わったり、
トキメキがなくなって処分する時がきます。
だから、モノは、1日で使い捨てるモノもあれば
1年で使い捨てるモノもあるし
10年で使い捨てるモノもあります。
結局、モノは、
今の自分を輝かせるために存在してくれていて
寿命を迎えたら、モノは処分されていきます。
あの世へは、モノは持っていけません。
だから、今の自分を輝かせてくれるものだけに
囲まれて生活する。
これが、一番自分を輝かせてくれる人生になるんだろうなと感じます。