私は、独身時代、某有名住宅メーカーに勤めていました。
「家」は、家族団欒で笑顔が集まるところ。
それをイメージした時、必ずリビングにあるものは、
ダイニングセットとソファ。
新築の家を計画する時に、
この2つのアイテムは欠かせません。
このアイテムが確実に納まるだけの
スペースを有したリビングがある間取りの設計をしていました。
それが当たり前。
だから、私も妊娠して、新しい家族が出来ると分かったとき
これらのアイテムを購入しました。
でも、数年、使用してみてモノがあるって大変だなと思いました。
ソファの下は、一週間もするとホコリが溜まっているし、
息子が飛んだり跳ねたり、高い所から転落しないか
ヒヤヒヤしたり。
結局、今は、それらのアイテムを手放したわけですが、
家族から笑顔が無くなるわけでもないし、
掃除は楽になるし、変な見栄みたいなものも無くなったし。
私の行動は、世間一般からすると変人なのだろうと思います。
元々の部屋の状況を知っている友人が見たら
ビックリするんだろうなと思います。
週末、両親が来ていたのですが、
姉と電話で話している内容が面白かったです。
母:ハピコの家には、何にもないのよ。
姉:え!?何にもないの?
母:そうなのよ。何にもないのよ。
私からしたら、何にもないわけじゃないんだけどな。
まだまだ、モノがあるんだけどなと思って聞いていました。
そして、帰り際、母は、
「ハピコの家は、何にもないから、
使い勝手が凄くいいわね!」
そう言って、笑顔で帰っていきました。
今は、母も、少しづつモノを手放そうと
頑張っているそうです。
「世間の常識」から少し離れてみると楽になることもある。
モノが多くて、掃除が大変な部屋より
モノが少なくて、掃除が楽な部屋がいい。
私は、そう思っています。
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