「武士の家計簿」という映画を観ました。
(あらすじ)
幕末から明治。激動の時代を智恵と愛で生き抜いたある家族がいた-
代々加賀藩の御算用者(経理係)である下級武士の猪山直之(堺雅人)は、稼業のそろばんの腕を磨き出世する。しかし、親戚つき合い,養育費、冠婚葬祭と、武士の慣習で出世のたびに出費が増え、いつしか家計は火の車。一家の窮地に直之は、”家計立て直し”を宣言。家財を売り払い、妻のお駒に支えられつつ、家族一丸となって倹約生活を実行していく。見栄や世間体を捨てても直之が守りたかったもの、そしてわが子に伝えようとした思いとは-。世間体や時流に惑わされることなく、つつましくも堅実に生きた猪山三世代にわたる親子の絆と家族愛を描いた物語。
物語を見ていて、主人公の家庭が借金だらけだとは感じさせませんでした。
ただ、主人公の親の部屋は、モノが多いなーと思って見ていました。
そんな中、主人公の妻より、借金が膨れ上がっていて
どうしようも出来ないということを告げられ、
着物は、一人3着、食器も最低限だけ残して
家財道具を全て売りはらうシーンは印象的です。
家財道具が無くなり、ガラーンとした部屋。
家財道具を売り払っても、以前として残っている借金。
そこから、質素倹約の生活が始まります。
主人公が、妻に、この生活はきつくは無いか?と聞いたとき、
妻が、「貧乏と思えば辛いですが、工夫と思えば楽しいです」と言ったシーン。
ほんと、同じ出来事でも、気持ちの持ちようで
感じ方は、全く違います。
数年後、倹約生活の甲斐あって、借金はなくなります。
その時、私も、結婚して、数年間、
ひたすら借金をゼロにするために頑張ったことを思い出しました。
結局、私も主人公も、借金を返済する方法は変わりません。
それは、「支出を減らす」ということ。
単純ですが、確実な方法です。
そして、借金を作ったり、支出が増える理由は、
見栄や世間体だということは、時代を越えても変わらない部分
なんだなと思いました。
主人公が、借金がある現実を知ったとき、
見栄や世間体を気にせず、思い切った舵を切っていなかったら、
借金は、もっと積み上がり、それこそ、もっと大変なことになっていたでしょう。
お金を貯めたければ、家計簿をつけて、収入より少ない支出で
生活する。
単純だけど、シンプルで確実な方法です。
↓色んな方のブログが、とても参考になります。