いやね、当たり前の話なのだけれども、
「モノが多い家」と「モノが少ない家」の決定的な違い・・
それは・・
「家の中に持ち込むモノの量」と
「家の中から持ち出す量」が違う。
これに尽きるのだと思います。
「モノが多い家」は、
「家の中に持ち込むモノの量」が多いか、
「家の中から持ち出す量」が少ないか、
はたまた、「両方」だということ。
「貯金」も同じことで、
「家計の中に入ってくるお金」と「家計の中から出ていくお金」が違う。
「貯金が多い家」は、
「家計の中に入ってくるお金」が多いか、
「家計の中から出ていくお金」が少ないか、
はたまた、「両方」かということ。
この原理で行くと、基本的には「ダイエット」も大体同じ。
一部の特殊体質を除いて、普通の人なら、
摂取カロリーの方が、多ければ太るし、
消費カロリーの方が、多ければ痩せる。
世の中には、宵越しの銭は持たぬと真剣に思っている人や、
ぽっちゃり好きな人が実際に存在しているのだから、
どちらが良くて、どちらがダメというわけではなくて、
好みの話なのだが、私は、「モノが少ない家」が好き。
そんな私も、昔は、モノが多めでした。
その頃と、今では、何が違うのだろうと考えた時、
決定的に違うと思うのは、やっぱり
「家の中に持ち込むモノの量」が減ったということ。
具体的には、家の中に持ち込むモノのハードルが上がって、
家の中から持ち出すモノのハードルが下がったということ。
昔は、この逆でした。
昔は、易々とモノを家の中に入れて、
一度手に入れたモノは、易々と手放さない。
だから、自動的にモノが増えていってました。
易々とモノを家の中に入れるということは、
「安いから」「何かに使えるかもしれない」
こうやって、外出するたびに、何かを手に入れて帰らないと
もったいないと思っていました。
そうやって、浅はかな理由で手に入れたモノを
「いつか使うかもしれない」「もったいない」と
手放してなるものかと思っていました。
今は、沢山のモノを手放して、
その手放した時の「痛み」や「後悔」を
身をもって体感したおかげで、
家の中に持ち込むモノのハードルが上がりました。
そして、モノを手放すことに関しても
昔のような、「もったいない」という感情より
「身軽でいたい」
必要な時がまた来たら
その時、買いに行けば良いと、モノに執着する気持ちが減って
軽い気持ちで手放すことが出来るようになりました。
そんな「モノが少ない生活」は、
色んな意味で、私にとって良かったと思っています。
モノが多かったときより、今の自分の方が好き。
身軽で自由な、今の生活の方が、人生が楽しいなと思います。