基本的にアマゾンのプライムビデオは、
息子のドラえもんやクレヨンしんちゃんが
メインなのですが、
私も、ごくごくたまに
プライムビデオを観ます。
それで、先日
観たのは「殿、利息でござる!」
阿部サダヲが主演だから
コメディーなんだろうなと思ったのですが、
これって、確か
フィギュアスケートの羽生くんが出ているんだよなと思って
見始めました。
(タイトルの「利息」も気になった)
■あらすじ
金欠のため、百姓や町人へ容赦なく重税を課していた仙台藩。
中でもさびれ果てた小さな宿場町・吉岡宿では、
破産と夜逃げが相次いでいた。
町の将来を心配する十三郎は、
知恵者の篤平治から宿場復興の秘策を打ち明けられる。
それは、藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、
百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。
計画が明るみに出れば打ち首確実。
必要な資金は千両。
現在の3億円という大金を水面下で集める、
前代未聞の頭脳戦が始まった。
百姓が藩にお金を貸し
利息を取る。
まさに発想の転換!
でも、3億円を年利10%で貸せば
毎年3000万円。
■慈悲の心
千両(現代の3億円)を
百姓というか、ちょっと裕福な商人たちが
お金を出し合おうというわけなのですが、
この話の根本的なところは、
自分たちの懐を温めるために行っているわけではなく、
あまりにも貧しい百姓たちを
どうにかしたいという
慈悲の心から始まります。
■お金をめぐる人間模様
しかし、それを
どうも納得できないものが現れたりします。
(自分の懐や、名誉を気にする)
やはり、人間とは、
欲のある生き物だなぁと。
でも、私は、そういう場面を見ながら
自分の懐を温めることにばかりを
気にするのもいいけど、
周りの沢山の人の懐を
温かくしたら、自動的に
自分の懐も温かくなるし、
みんなで幸せになれるんだろうなぁと感じました。
■取るか、取られるか
映画の終盤、
集めたお金を殿様(藩)に貸し出せるのか!?
その場面で、
藩の役人が
「金は、取るか、取られるか」
金を貸して利子を取るか
取られるかで、立場が決まってしまうみたいなことを言う
賢い役人が登場します。
それは、まさに、この部分は
この前、記事にしたことと同じことだなと。
■まとめ<お金の真髄>
この映画は、配役も
私の大好きな人ばかりで
予想以上に、話も面白くて
ドキドキ・ワクワクしながら
最後まで一気に観てしまいました。
私は、この映画を観て
「お金の本当の裏の顔」を見たような気がします。
・お金はお金を生むということ。
・お金を上手く使うことができれば
人々は幸せになれるということ。
・格差は極力ない方が幸せだなということ。
そして、最後は、
心が、じんわり温かくなる話でした。