ジブリの「魔女の宅急便」は、昔は、そうでもなかったけど、
最近、観ると、毎度毎度、ジーンと感動してしまいます。
飛べなくなったキキが、トンボを助けるシーンは、
結果を知っているのに、なぜか毎回、「頑張ってー」と
心の中で叫んでいる私がいます。
そして、最近、気づいたことなのですが、
キキが修行に出る時の荷物の少なさ。
よくよく考えてみると、恐ろしいくらい少ないなと。
結構、驚異的です。
服は、今、着ている黒い服しかなくて、
下着・タオル・ヘアブラシ・鏡・洗面セット・本が1冊、
そしてラジオくらいです。
キキは、決して、ミニマリストというわけではなくて、
修行だからという設定です。
パン屋のオソノさんから借りた部屋では、
ホント最低限のモノしかありません。
そして、足りない生活雑貨(フライパンやマグカップ)は、
現地で調達します。
アニメで作り話だから出来ることなのかもしれないけれど、
キキは、生き生きとしています。
数年前の私なら、こんなこと到底できないことだと
思うのですが、最近の私は、もしかしたら、やろうと思えば
出来るかもしれないと思う瞬間があります。
今年のお正月に、長期で実家に帰ったのですが、
その時の私の荷物は、写真の手前のバックに収まりました。
この荷物で、私は、実家に2週間滞在しました。
滞在中に何かあったら、どうしようと考えると、
アレもコレも持って行こうと思うのですが、
何かあれば、途中で買えばいいかと思うようになりました。
最近は、様々なサービスやモノが充実していて、
現地で調達しようと思えば可能です。
結局、2週間の間で、買い足したモノは、息子の爪切りだけ。
(うっかり持って行くのを忘れてしまいました)
心配することの9割は起こらない。
起こった時は、お金という便利なアイテムで
どうにかすればいいだけ。
そういう風に考えることが出来るようになると、
人生って、もっと身軽に生きてもいいんじゃないのかなと
思えるようになってくる。
私は、そういう風に思えるようになってきて、
随分、ラクに生きられるようになってきました。