昔、「マルサの女」という映画を観たことがあります。
これは、国税局査察部、通称”マルサ”と、巨額脱税者の
息詰まる戦いの様子を描いた作品です。
この作品を見た時は、あまりにも自分とかけ離れた世界で
正直、意味が分からなかったのですが、
最近、少しずつ、どんな意味だったのかが
分かるようになってきました。
どうしたら、そんなにお金持ちになれるの?
映画の中で、とても印象的だったシーンがあります。
それは、マルサの女役の宮本信子さんが、
脱税者役の山崎努さんに、
「どうしたら、そんなにお金持ちになれるの?」と聞いたシーン。
その答えは・・
ココにコップがあって、
ポタリポタリと水が入ってきているとするだろ。
そして、自分は、喉が渇いて、その水が、
飲みたくてたまらないんだよ。
でも、それをグッと我慢するんだよ。
そして、コップの水がいっぱいになって
溢れてくるだろ。
そしたら、その溢れた水をペロリペロリと舐めるんだよ。
映画を観た当時は、あまりピンときませんでした。
でも、最近になって、こういうことなのかなと思うようになりました。
お金持ちになるための3つのステップ
私は、このシーンから、お金持ちになるためには
3つのステップがあるのだと感じています。
その3つのステップとは・・
- 生活を小さくして、お金を貯める努力をする
- 目標の金額まで、しっかり貯める
- 投資などをして、元本を減らさず収入を得る
生活を小さくして、お金を貯める努力をする
これは、マルサの女の話でいけば、
コップに水を溜める段階です。
喉が渇いて、水を飲みたいのだけど、
グッと我慢して水を溜めていきます。
収入を得たら、全部を使ってしまうのではなくて、
ポタリポタリと、水を溜めるがごとく、
お金を貯めていくのです。
目標の金額までしっかり貯める
マルサの女の話では、途中、喉が渇いてたまらなくて、
おそらく、少し水が溜まったら、その水を飲みたくて
たまらなくなります。
でも、水を飲んでしまったら、せっかく溜まった水は、
無くなってしまい、また1から、水が溜まるのを
待たなければいけません。
これは、お金も同じで、せっかく貯まっても、
使ってしまえば、お金はゼロになってしまいます。
投資などをして、元本を減らさず収入を得る
マルサの女の話では、コップの水がいっぱいになって、
溢れ出してきたら、その水をペロリペロリと舐めると表現しますが、
これは、確かに、それまで貯めていたお金を
使っても良いということを言いたいのだと思うのですが、
さらに言えば、水でいっぱいになったコップを使って、
ポタリポタリの水とは別の水も、ペロリペロリと舐めると言いたいのだと感じています。
それは、お金でいけば、貯まったお金を
上手く運用して、元本を減らすことなく
収入を得ることなんだと思います。
まとめ
お金を貯めるには、最初は、基盤となるお金を貯めるために
努力や我慢が必要だけど、それを乗り越えると、
それまでに貯まった元本を減らすことなく、
収入を得ることができるようになる。
この手順が、お金持ちになっていくステップで、
そのシステムを作り上げてしまうと、お金に困るということが激減して
お金を運用することで得られるお金で、
生活が楽になるんだと思います。