今、リビングにあるテレビ台には、扉は付いていません。
このテレビ台を買ったのは、ココに引っ越してから。
最初は、テレビ台としてではなくて、センターテーブルとして
使うために買いました。
その当時、テレビとソファの間に、モノを置くテーブルが欲しかったのです。
だから、このテレビ台にする前は、
全ての棚に扉が付いているテレビ台を使っていました。
全ての棚に扉が付いているテレビ台が良いと思っていた理由は、
単純に、掃除をしたくなかったから。
当時は、如何にして、自分が楽できるかを考えていました。
扉が付いていれば、ホコリが棚の中に入らなくて
掃除をしなくても良いだろうと考えたからです。
当時は、朝ギリギリまで寝て、バタバタと準備をして、
帰ってきたらストレス発散のために過食をして、風呂に入って寝る。
休日は、昼過ぎまで寝て、極力ダラダラと過ごしたい。
そんな、堕落した生活を過ごしていました。
だから、たまにテレビ台を拭くと、恐ろしいくらいのホコリが溜まっていて
ビックリしていました。
そんな生活を過ごしていた私は、ある日、姉の家に遊びに行きました。
そして、姉の家にあったテレビ台を見て、
私:扉が付いてないね、掃除大変でしょ
姉:まめに拭けば大変じゃないよ
私:えー、まめに掃除とか面倒くさいよー。私には、できなーい
姉:そのくらい拭きなよ
そんな腐ったミカンの様だった私が、
今では、毎日のようにテレビ台を拭くようになっています。
一日、二日で変わったわけではありません。
モノが減って管理することが劇的に楽になったからかもしれません。
ただ、一つだけ言えることは、モノを大切に出来るようになりました。
昔は、服を脱いだら脱いだままシワくちゃになっていたり、
モノを乱暴に扱っていました。
そうやって、モノを乱暴に扱っていた自分は、
自分に対しても乱暴に扱っていたように思います。
モノを大切に出来るようになった人は、
自分に対しても大切にできるんだと、私は思います。