嫁姑問題、それは、ドロドロで憎しみの上に、憎しみが重なり合い
出口の見えない問題。
もう既に、問題が重症化してしまったら、
関係改善することは、ほぼ不可能。
ひきつった笑顔で、先に旅立たれるのを
じっと待つほかありません。
そもそも、嫁姑で関係が良好であるパターンは、
お互いが気を使える常識人であることが大切だと思います。
でも、私の経験上、その人にとって、常識だと思っていることは、
他人にとっては非常識だったりするものです。
そういう小さなズレが、積み重なって
やがては、大きなズレとなって爆発する。
そして、嫁姑問題で、いつも疑問に思うことがあるのですが、
嫁と姑をつなぐ、たったひとつのキーマンの影が
薄すぎるということです。
たったひとつのキーマンとは、嫁にとっては、旦那さん。
姑にとっては、息子という、存在。
先日、テレビの街頭インタビューで、
「あなたは、お嫁さんと、お母さん、どちらの味方ですか?」という質問で、
普通に「お母さん」と答える男性が沢山いたことに驚きました。
私は、ここで「お母さん」と答えた男性の奥さんが
「あんまりにも、可哀そうだ!」と思わずにはいられませんでした。
どんなに人間ができあがったひとでも、
嫁姑という立場で、一切、気を使わない人なんて存在しません。
だからこそ、男性は、「お母さんの味方」ではなくて、
「奥さんの味方」をするべきです。
ちなみに、お母さんの味方は、お母さんの旦那さんが
しっかりするべきです。
突然、今まで生活してきた環境と全く違う環境にやってきた嫁にとって、
頼れるのは、旦那さんしかいません。
それなのに、旦那さんが、お母さんの味方をしてしまっては、
嫁姑問題は、解決しません。
旦那さんは、全身全霊をかけて、奥さんを守らないといけないと
私は、思います。
それは、義理実家への電話一本にしろ、
嫁は、全神経をかけてかけているものだと理解すべきです。
自分の実家に電話をかけるのとは、全く別の電話だと
分かっておくべきです。
それだったら、奥さんのことを思って
電話の一本、自分でかけてしまえばよい話なのです。
「できない嫁だ」と言ってきたら、
「よく頑張ってくれているんだ。オレの奥さんのことを
悪く言うな」くらいのことは言うべきです。
そして、お嫁さんは、そんな旦那さんの、ご両親を
尊敬して、しっかり大切にすればいいのです。
義理のご両親を「大切にしたい」と思う気持ちを持って
接していれば、いつか、それは伝わるものです。
男性が、「自分の奥さんを絶対に守る」という気持ちと
女性が、「旦那さんの、ご両親を大切にしたい」という気持ち。
この2つの気持ちが大切なんだと、私は思います。